真鍮製 ダレ無し楕円リング形状部品

名称真鍮製 ダレ無し楕円リング形状部品
製品分類精密せん断
材質C2801(真鍮)
サイズ15×10
板厚5.0t
業界自動車関連
精度内外径の厚みが狭いため製品形状を保つ事が困難
加工方法単発プレス

こちらは、自動車で使用されるダレ無し楕円形状プレス部品です。材質は真鍮(C2801)、板厚は5.0tで、単発プレスにて加工を行っております。

形状としては、内径と外径の差が2mmと薄く、ダレのない加工が施されていることが特徴です。こちらの製品は機械加工での製作を予定していたところ、プレス加工への工法転換ができないかということで、ご相談をいただきました。

特に内外径の肉厚が狭い部品であるため、どのような手順で工程設計するかを慎重に検討いたしました。当初の図面形状では加工が成り立たないと判断し、製品形状を一部変更するご提案をさせていただきました。その結果、プレスでの生産に成功し量産につなげることができました。

切削からプレスへの工法転換をする際に最も懸念点として挙がるのが、切削部品の精度が実現できるかという点です。当社では、加工精度に於いてすべてを切削レベルにはできません。しかしながら、部品の用途を考慮しながら、プレスで加工し易い形状のご提案をさせていただきます。そうすることで仕様上必要な部分の精度を満たしながら、切削加工と遜色ない品質を実現します。大幅なコストダウンやリードタイム短縮につながる工法転換が当社の強みとするところです。


工法転換プレス加工技術.comでは、様々な工法転換のご提案を行ってきました。切削部品のプレス化や複数部品の一体化、FB(ファインブランキング)製品の一般プレス加工化など、当社がこれまで培ってきた精密せん断加工技術、冷間鍛造加工技術を用いて、お客様の課題を解決する金型を設計致します。

また当社では、減肉、増肉工程を含んだ冷間鍛造加工が可能です。相応の金型費用を要する為、小ロット品には不向きですが、従来の工法から、プレスへ「工法転換」することにより、加工費や2次工程を合理的に削減できる可能性がございます。

切削部品のプレス化を検討されている方は、まずは工法転換プレス加工技術.comまでお問い合わせください。