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| 名称 | 産業機器駆動部用シムリング（ファインブランキングからの工法転換） |
| 製品分類 | 精密せん断 |
| 材質 | SPH440 |
| サイズ | 28φ |
| 板厚 | 2.8ｔ |
| 業界 | 産業機械関連 |
| 精度 | 製品厚み公差 ±0.03 |
| 加工方法 | 順送プレス |
こちらは、産業機械の駆動部品に使用されるシムリングです。材質はハイテン材（SPH440）、板厚は2.8tで、順送プレス加工にて加工しております。
こちらのリングは、2.8㎜±0.03という厚みに仕上げる必要があり、外周せん断は70％以上必要な高精度リングでした。既存部品ではファインブランキング加工で製造しているとのことでしたが、コスト削減を目的としたファインブランキング製品の置き換えをご希望ということで、当社にご相談をいただきました。しかしリングの厚み公差が厳しいため、精度保証できるかどうかが懸念点でした。
当社では、3.0㎜の板材を2.8㎜まで潰して仕上げるという、冷間鍛造の技術を応用した工法で加工いたしました。材料の板厚変動により製品厚みがバラついてしまうという課題がありましたが、生産途中で厚みチェックを頻回に行うことで品質を確保し、現在まで問題なく生産しております。
工法転換プレス加工技術.comでは、アイダ社製 デジタルサーボ フォーマー 300t、AMADA社製 デジタル電動サーボプレス 300tを保有しており、板厚6㎜までのプレス加工に対応可能です。弊社の取り扱い部品は3.2㎜以上の自動車部品が多く、それらの生産で培った経験・技術を用いて生産対応致します。
また当社では、減肉、増肉工程を含んだ冷間鍛造加工が可能です。相応の金型費用を要する為、小ロット品には不向きですが、従来の工法から、プレスへ「工法転換」することにより、加工費や2次工程を合理的に削減できる可能性がございます。
ファインブランキング加工品のプレス化を検討されている方は、まずは工法転換プレス加工技術.comまでお問い合わせください。
