名称 | S55C製 ダボ出しシート部品 |
製品分類 | 冷間鍛造+精密せん断 |
材質 | S55C |
サイズ | 30×20 |
板厚 | 4.0t |
業界 | 自動車関連 |
精度 | 刃先せん断 70%以上 |
加工方法 | 順送プレス |
こちらは、自動車で使用されるシートベルト部品です。材質はS55C、板厚は4.0tで、順送プレス加工にて生産しております。
こちらのシートベルト部品は、刃先部のせん断面確保が必要な製品で、さらに板厚の4.0tを超える4.8~5.3tまでのダボ高さが必要な製品でした。そのため、板厚以上の高さのダボを成形できるか、また冷間鍛造後の加工硬化の影響を受けながら、せん断面を確保できるかが課題でした。
工法転換プレス加工技術.comでは、この製品を通じて精密せん断加工、冷間鍛造加工の技術を高めてまいりました。ダボの高さを出しながら、せん断面を確保することは、当時の弊社技術では想像以上に難しく、完成までに相当な時間を要しました。板厚公差を制限した管理材を採用することで加工条件のバラつきを抑制し、金型刃物に特殊コーティングを被膜することで、順送プレス加工2個取りで量産化することに成功いたしました。
工法転換プレス加工技術.comでは、様々な工法転換のご提案を行ってきました。切削部品のプレス化や複数部品の一体化、FB(ファインブランキング)製品の一般プレス加工化など、当社がこれまで培ってきた精密せん断加工技術、冷間鍛造加工技術を用いて、お客様の課題を解決する金型を設計致します。
また当社は、精密せん断加工を得意としています。通常のプレス加工は、「抜きダレ」「破断面」が生じますが、ブランク側面をシェービング仕上げすることにより、プレス品のダレ抑制、せん断面の確保が可能です。当社では金型内でシェービング加工をおこない、ファインブランキングと同程度のせん断面を実現可能です。
ファインブランキング部品のプレス化を検討されている方は、まずは工法転換プレス加工技術.comまでお問い合わせください。